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毛髪再生医療を実用化し、
人の自信を再生したい。

SCROLL

資生堂グローバルイノベーションセンター
みらい開発研究所 新領域価値開発センター
再生医療開発室 企画グループ

M.M.

2018年入社
医学研究科 医科学

2018.04
再生医療開発室 企画グループ

01現在の仕事

実用化に向け、
大学での臨床研究を支える。

化粧品という枠を超え、再生医療という最先端分野にも挑んでいる資生堂。私が担当しているのは、薄毛治療の臨床研究関連業務です。資生堂は、患者の頭皮から採取した特定の細胞を培養し、脱毛部分に注入することで健康な毛髪の成長を促すという手法をの確立に向けた共同研究を医療機関と共に推進中。2020年からは新たな臨床研究も始まりました。私は臨床研究応募者に対する事前説明会の開催サポート、被験者の有効性測定評価データの採取、有償臨床に向けた事業計画案の作成などを行なっています。

私が学生だった頃、母が大きな病気を経験しました。薬の影響で髪が抜けてしまい、それまで髪型にこだわっていた母が塞ぎ込むようになって、私にとっても辛い時期でした。やがて幸いにも髪は戻り、母も明るさを取り戻して外出を楽しめるまでになったのですが、外見と心がつながっていることを改めて痛感した出来事でした。

再生医療には以前から興味を持っていましたが、「命に関わる大きな病気を治すもの」というイメージがありました。けれど、人の悩みを解消し、自信を回復させるための再生医療もある。そして、そこには大きな意義がある。そう気づけたことが、今の業務に就いたきっかけになっています。

現在の仕事

02仕事の面白さ

再生医療を患者さんに届けられる日は、
すぐそこに。

ひとつ前の業務では、臨床研究の開始準備としてマニュアルを作るための基礎的検討や物品の作成を行なっていました。臨床研究が始まったいま、それらが実際に活用されていることにやりがいを感じています。また、世界初の技術であるだけに、正解のない中からひとつずつ根拠立てて、投与デザインを構築し、それをもとに細胞注入用の器具設計などを計画してきました。それらをプロトコル内に落とし込めたからこそ、臨床研究を始めることができたのです。毛髪再生医療が患者さんに届く寸前まで来ていることを実感し、意欲もますます高まっています。

印象に残っている仕事

03印象に残っている仕事

医師のリクエストに応え、
畑違いのレーザーガイド装置を実現。

今回の臨床研究では、細胞を頭部の広範囲に反復投与します。正確な位置に反復投与するうえで、注入部位をガイドするようなレーザー装置があったほうがいいとの助言を医師からいただきました。上司やメーカーと何度も議論し、半年かけてそれを実現。現在、臨床研究で各医療機関で実際に使用いただいています。医師から寄せられた「すごいもの作ったね」「これがなかったら、臨床研究できなかったよ」などのコメントが励みになりました。もともと生物系出身の私ですが、そうではない分野に挑戦することで、自分の可能性を広げられた案件でもあったと思います。

What I
Value Most

限界を設けない。
指示を待たない。
クオリティを絶対に下げない。

「①どんな仕事にも挑戦」「②自ら率先して行動」「③どんなに忙しくてもクオリティを下げない」の3つを大切にしています。

①:経験したことのない仕事が多いですが、自分に限界を設けず、積極的に取り組んで経験と可能性の幅を広げるように心がけています。

②:グループで一番年下だからこそ、指示を待つのではなく、自分は何をすべきかを常に考えて行動しています。

③:社外の方とのやり取りも多いため、信頼関係を築くためにも、クオリティを維持し続けるように努力しています。

One’s Philosophy