モノづくり技術革新部 デジタル技術グループ
M.H.
2018年入社
総合理工学部 機械電気電子工学科
- 2018.09
- 掛川工場 香粧品グループ
- 2019.01
- 掛川工場 生産部(設備情報連携)
- 2020.01
- 掛川工場 生産部(システム開発)
01現在の仕事
データのリアルタイム活用で、
資生堂の現場を変える。
データのリアルタイム活用によって、工場を「ありたい姿」に近づけるためのシステム開発に携わっています。設備の稼働状況や生産の進捗状況を可視化し、効果的・効率的な意思決定や、改善を実現していくための取り組みです。
たとえば、不良品の処理。不良品が出た場合はラインから弾かれて滞留スペースに送られますが、最終的には人の手で取り除く必要があります。ところが既存の工場には、不良品が出たのかどうか、どれくらい溜まっているのかを知らせてくれる仕組みがありません。そのため、人が定期的に確認しに行くというオペレーションが発生しています。こうしたオペレーションを最適化するために、どのようなデータを取得して、どう活用していくべきかを検討し、外部の開発会社とも連携しながらシステムとして実現していくのです。
この仕事の難しさは、現場のリアルな状況を熟知することと、「システムに何ができるのか」を技術的に理解することを両立しなければならない点です。メカニックを出発点とする私の経歴を活かし、周囲のサポートにも助けられながら、現場にメリットをもたらすシステム開発に全力を注いでいます。
02仕事の面白さ
さまざまな視点を理解し、
プロジェクトをまとめ上げる。
一人では完結しない仕事である点が、面白さであり、難しさでもあると感じています。システム開発のプロジェクトには、現場や設備メーカーなど、さまざまな方が関わります。立場によって大切にしたいポイントが異なり、時にはぶつかり合ってしまうことも珍しくありません。最良の妥結点を探る立場として、それぞれの考えをしっかり理解したうえで物事を多角的に判断できるよう、日々、学び続けています。
03印象に残っている仕事
社内外の協力に助けられた、
初めてのプロジェクト推進。
生産部に異動して、初めて担当したプロジェクトが印象に残っています。ある設備からいかにデータを取得するかが焦点のひとつだったのですが、どう進めればいいのか、わからないことばかり。スウェーデンにある設備メーカーと交渉するために、そことつながりのあったアメリカ工場に窓口役を依頼するなど、社内外を問わず多くの方々の協力によってようやく目的を果たせました。また、この取り組みをきっかけに国内全工場をまたいだ情報共有の場が生まれ、そんな新しい動きに一役買えたこともうれしかったですね。
What I
Value Most
人と人とのつながりを大切にする。
入社以来、何度か部署や業務が変わりました。そのことによって広がった、人と人とのつながりに支えられています。初期配属先でお世話になった方々と異動先でもご一緒したり、あるプロジェクトでのつながりが、また別のプロジェクトへとつながっていったり。知識不足をフォローしていただいたばかりか、忙しすぎて心配され、手を差し伸べていただいたこともありました。どんな仕事であっても、人と人とのつながりによって成り立っている。そのことに感謝しながら、これからも進んでいきたいと思います。