ブランド価値開発研究所
グローバル外装開発グループ
T.S.
2020年入社
理工学研究科 総合デザイン工学(理工学部電子工学科)/経済学研究科
01入社の動機
博士人材が活躍する日本を、
資生堂から始める。
大学院で「産業界で活躍する文理融合型の博士/リーダー」を育成する博士課程教育リーディングプログラムに参加していました。活動を通じて「博士人材が活躍できる日本社会を実現したい」という思いを強め、その実現に結びつく就職をしようと考えるようになりました。
資生堂は、「美」という人類共通の関心事を事業としています。「美」が持つ概念の広さは、そのまま可能性の大きさです。日本企業がかつての存在感を失っている現在においても、資生堂ならグローバルに戦い続けられるのではないか。そう思えたのです。そして言うまでもなく、資生堂は誰もが知る大手企業。こうした会社で博士人材が活躍してこそ、世の中にインパクトを与えることができます。
もちろん、働く場所としての資生堂にも惹かれました。リーディングプログラムでは専門分野が異なるさまざまな人々と関わり、その価値観に触れることで私自身の視野を広げ、スキルを伸ばすことができました。「Love the Differences」という価値観のもと、多様性を力強く推進する資生堂なら、同じ成長体験ができるのではないかと期待したのです。
02現在の仕事
入社2年目で、
品質向上のプロジェクトリーダーへ。
グローバルブランドである『クレ・ド・ポー ボーテ』や『エリクシール』の容器について、新製品開発や、サステナブルパッケージの導入に携わっています。また、外装の品質向上を目的とした国内外のプロジェクトにも関わっています。
海外向けとしては、現地の担当者に日本の最新の品質水準を正しく伝え、世界的な品質向上を図っています。国内では、私たち研究所が定めた品質基準を量産においてクリアするために、各工場の担当者と協働しています。現場の状況を細かく吸い上げ、問題があれば一緒に解決していくのです。国内案件にはプロジェクトリーダーとして関わっており、工場とのやりとりを通じて確実に自分の経験値が上がっていることを実感しています。
03入社して感じたギャップ
自発的に動けば、
想像以上の裁量が与えられる。
自発的に動けば、「ここまで任されるのか」というほどの裁量が1年目から与えられます。上司や先輩にも堅苦しい雰囲気はまったくなく、チャレンジを後押ししてもらえます。その環境を追い風として、オープンイノベーションプログラムfibonaにも企画運営メンバーとして参加しています。fibonaでは美に関する異業種の方々との交流(ミートアップなど)を通じてイノベーションを生み出す研究員の熱意やアイデアを刺激する風土づくりにも取り組んでいます。
04これからの目標
「博士=研究者」のイメージを
超えていく。
企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」に基づき、社会貢献と新たな価値提供を行っていきたいです。その中で、私自身が「博士=研究者」という固定観念を超えた活躍を果たし、「博士=リーダーシップと専門性、適応力、課題解決力を持った人材」という、欧米圏でいうPh.D.のような存在へとイメージをシフトさせたいと考えています。それがやがて、世界のスペシャリストが集う「資生堂/ Shiseido」の実現につながればうれしいですね。
05学生のみなさんへ
大企業だからこそ、
起業家マインドを胸に。
多種多様な人材が「美」を通じて集まり、人々を幸せにできる「美」の価値提供を行っている。そんな企業は、資生堂のほかにないと思います。2022年に150周年を迎えた資生堂も、かつては未来を切り拓こうという熱い想いを持ったスタートアップのひとつ。大企業だからこそ、一人ひとりが起業家マインドを持ち、自分事として課題に立ち向かい、やりがいを持って働くことが大事です。世界が憧れる資生堂を、一緒に創っていきましょう!
What I
Value Most
リーダーシップを発揮する。
学生時代に培ってきたリーダーシップを発揮することで、社会に貢献したいという強い思いがあります。だからこそ、若手の自発性を応援する資生堂の社風を、とても心強く感じています。一人ひとりがリーダーシップを発揮するという働き方は、企業にとっても大切な原動力。自律的に動く人材がもっと増えていくことを期待しながら、私自身も率先して行動しています。